
その使用目的から、どうしても傷や汚れが付いてしまう軽トラック。とくに荷台部分には様々な荷物を載せるために気が付かないうちに傷ついてしまったというケースが少なくないようだ。そこでオーナーたちは色々な方法で軽トラックをキレイに使う方法を模索している。そんな軽トラ愛溢れる事例をいくつか紹介しよう。
まずトラを洗車機にかけるという作業だ。
セダンやミニバンなど乗用車がガソリンスタンドの洗車機にかけられている光景はよく見かけるが、そこに軽トラの姿はあまりない。やはり軽トラックを洗車機で洗うという人は少ないのだろうか? その真実はわからないが軽トラックを洗車機にかけるときには、ちょっとした注意が必要なのは確かだ。
軽トラは一般的な乗用車とはボディ形状が異なる構造のため、どの洗車機でもいいというわけではない。そのため、まずは洗車機の対応サイズを確認して欲しい。小さく思える軽トラだが、車幅はミラーを含めると約1.5m以上になるモデルもある。あとはキャビンの高さもそれなりにあるので洗車機が軽トラの車幅・車高に対応しているかどうかをチェックして欲しい。
また荷台部分にも注意したい。幌をかけているならしっかりと固定されていることが前提だが、洗車機の高い水圧によって剝がれてしまう可能性を考えると、幌付きでの洗車機は避けた方が無難といえる。
もちろん、アンテナやバイザー、外付けミラーなどのアフターパーツがついている場合は、洗車機の水圧だけでなく洗車ブラシ部分の抵抗も考慮する必要がある。また軽トラのドアやゴムパーツは乗用車より簡素な作りになっていることも多く、隙間から水が入りやすいこともあるので注意したい。

荷台の傷も軽トラオーナーにとっては気になるポイントのひとつ。荷物を積む場所なんだから傷ついて当然でしょ? と考えるのは一般人。やはり軽トラオーナーからすれば、荷台とはいえキレイなまま乗っていたいと思うのだ。
そこで手軽に荷台を保護できるパーツとして選ばれるのが荷台用ゴムマット。もちろん荷台保護という目的の他にも、荷物の滑り止めという意味もあるのだが、手軽に設置できるゴムマットは人気が高い。
さらに、もう少し手を加えたやり方として、荷台にチッピングコート塗装をするというパターンもある。チッピングとは、クルマの走行中に跳ねた石などが車体に当たり、塗膜が欠け落ちることを指すが、チッピング塗装はこの塗膜の欠け落ちによる錆を防ぐために使用される塗装であることから。荷台の傷防止には最適なのだ。チッピング塗装は缶スプレーのものが販売されているので、少し手間ではあるものの、荷台保護には効果的だ。

最後は軽トラあるあるなのだが、今回はスズキキャリィをピックアップ。
このキャリイは非常によくできた軽トラだが、オーナーが悩むポイントに荷台後部のアオリが汚れるという問題がある。
詳しく説明すると、荷物を上げ下ろしする際、荷台後部のアオリを下げると、その裏側にすぐマフラーの出口があるのだ。この構造上、仕方のないことなのだが、どうしてもアオリに排気ガスが当たって汚れてしまうのだ。それも汚れる面は一番目立つ、アオリの表面なので走っていると後続車からは一番目に付く部分。
作業中はエンジンを切ればいいじゃないかという意見もあるだろうが、忙しい仕事中にいちいちエンジンを切りに運転席に戻るというのは効率的ではない。
そこで、このアオリ汚れ問題を解決すべく開発されたのが「アバンテオートサービス」のマフラーだ。



マフラー出口を下に向けることで、アオリを下ろした状態でエンジンをかけていても排気ガスがアオリを直撃することがない。このマフラーはテールエンドが交換できるので、汚れ防止の下向きマフラーエンドだけでなく、スポーティなルックスのマフラーエンドを選ぶこともできる。

発売は2025年4月予定となっているので、興味のある人はお店に問い合わせて欲しい。
適応車種はズズキキャリィ(3BD)となっている。