オートアフターマーケットEXPO2025に行ってみた

2025年2月26日から3日間に渡って開催された「オートアフターマーケットEXPO」で気になったトラック関連のネタをいつか紹介しよう。場所は東京ビッグサイト。ネーミングのとおり自動車の売買、整備、メンテナンスをはじめ、自動車を取り巻く環境・インフラなど様々な自動車アフターマーケットに関する最新情報・業界動向を、展示・実演で情報を発信してくれるイベントだ。

もちろんトラック関連のブースも多かったが、それ以外にもコインランドリー、洗車場、自動販売機などのブースもあり見ていて非常に楽しかった。そんななかでトラックに関連する興味深いネタをピックアップしたので紹介しよう。

オートボディプリンター

これまでトラックボディ部への加飾は、職人の手によるペイントや印刷したフィルムを貼り付ける施工が一般的だったが、インクジェット技術により直接印刷することが可能となった。印刷イメージは消去することもできるため、関連コストや工数を削減しつつ、定期的にデザイン変更も可能。当日は映像でプリント中の様子が紹介されていたが、徐々にグラフィックがボディへと描かれていく様子は、非常に未来的で新鮮だった。

リコーデジタルペインティング

https://www.ricoh-digitalpainting.com/abp/

汎用TPMSセンサー

トラックのタイヤの空気圧や内部温度をモニターできるTPMS(Tire Pressure Monitoring System タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム)が展示されていた。トラックの場合、乗用車と違ってタイヤが複数あることや、トレーラーと荷台が切り離されてタイヤが変わるケースがあるため、なかなか標準装備とはいかないが、貨物車・トラック用パッケージTPMSを扱うブースもあった。即時異常をドライバーに警告するボタン型LED警告灯を標準や手持ちのAndroid端末機器で数値確認可能(専用アプリケーション)などユーザーにとってもありがたい機能付きだ。タイヤの空気圧だけでなく温度のデータも測定できるため、サイドブレーキ引きずりによる温度上昇やハブの焼き付きなども感知できる。

オレンジジャパン 

https://www.ojtpms.co.jp

リモコン置き忘れ防止装置

リモコン操作できるのは非常に便利な機能だが、その反面でコードがつながっていないためうっかり車外に置き忘れてしまうことがよくある。例えば荷台でリモコンを操作した後、ついつい荷物の上に置き忘れて運転席に戻ってしまうというケースだ。あとで気がついたときにリモコンを発見できればいいが、運が悪いとそのまま紛失してしまうことも少なくないし、リモコンを単体で再購入できたとしても、その価格は決して安くはない。このようなことがないように、リモコンが専用台座にセットされていない場合、エンジンON時にアラームが作動して紛失を未然に防いでくれる。そしてリモコンが台座にセットされた場合は、アラームが停止するシステムだ。まさに痒いところに出が届くアイテムと言える。

TCI

https://tci-car-item.com/product/5511/

進化型テールランプ

バリアブルテールランプの名前のとおり、デザインがバリアブル(可変)する製品。点灯パターンはテール、ストップ、ウインカー、ハザード、バックライトの5種類で、それぞれのパターンをいつでも選択が可能。

またウインカーとハザードでは、シーケンシャル点灯と通常の点滅点灯をそれぞれ設定できる。製品は516個のLEDを高密度に配置し、フルカラーLEDによる正確な色と明るさを誇る。

スフィアライト

https://www.sphere-light.com/tracktail

いすゞ E-PARTS

こちらはトラックのエンジンやミッションのリビルト製品を展開しているいすゞのE-PARTSというサービス。トラックのエンジンやミッションのオーバーホール時にネックになるのは、作業中のトラック稼働が止まってしまうという点。しかし、E-PARTSを使えばすでに用意されているリビルトエンジンやミッションを使うため、乗せ換えにかかる時間を短縮できるのがメリットのひとつ。

いすゞ自動車

https://www.isuzu.co.jp

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