東京オートサロンで見つけたトラックたち いすゞ編その2

2025年1月10日(金)〜11日(日)の3日間、千葉県の幕張メッセで開催された「東京オートサロン」。今回はこのビッグイベントで展示されていた数多くのクルマのなかからいすゞ編第2弾として、同社のアフターマーケット部門を担うグループ会社「いすゞA&S」が出展したコンセプトカーを紹介しよう。

ベース車は前回紹介した箱車ベースのコンセプトカーと同じく同社最新モデルの「エルフミオ」。AT限定の普通免許でも運転できる小型トラック「誰でもトラック」として話題のモデルだ。今回紹介するコンセプトカーは平ボディをベースにした「ELFmio CROSS CONCEPT(エルフミオ クロス・コンセプト」。キャビンとボディをダークカーキメタリックに塗装。ヘビーデューティーな印象を与える1台だ。

「仕事と遊びがクロスするような二刀流のクルマを目指した」というこのクロス・コンセプト。職人さんが平日は仕事道具や機材・資材を積んで建築現場などの現場に向かい、休日はバイクやボードなど趣味のアイテムに積み替えて遊びに行けるようなイメージで製作したという。

荷台のベースフレームやユーティリティサイドパネルやルーフキャリア、ユーティリティバスケットなどの機能パーツは軽トラのカスタム業界で有名な「ハードカーゴジャパン」が提案。仕事や遊びのツールをシステマチックに積載することができ、またパーツの組み合わせにより多彩なカスタマイズが可能になっている。またルーフキャリアにはワークライトも多数装備し、現場やフィールドで明るい光を提供するとともに、クロスオーバーな雰囲気をさらに高めている。

展示車両には荷台にICOMAの畳める電動バイクを2台積載。さらにサイドタープやシャワーを装備し、アウトドアの遊びのシーンを演出していた。

フロント、サイド、リアには丸パイプのガードバーを装備してハードな雰囲気をさらに演出。具リヤバンパーは敢えてブラックの無塗装を選び、そこに軽トラやピックアップトラックのカスタムで流行のラプター塗装を施している。また、マフラーにはバイクをイメージしたエビ管のマフラーカッターを装備している。

いすゞA&Sではこのクロス・コンセプトと前回紹介したアドバンスド・コンセプトのほか、エルフミオのキャンピングカー専用モデル「トラヴィオ」をベースに日本特種ボディー(NTB)が製造したキャブコンキャンパー「ストライカー」をカスタマイズしたコンセプトカー「エクスペディション・ストライカー」も展示。トラックのみならず、キャンピングカーのカスタマイズの可能性を提案する展示も行なっていた。

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