物流で働くならこんな資格を持っていると有利

ひとくちに物流と言っても、その仕事内容は多岐に渡ります。そのなかでトラックドライバーが最も身近でイメージしやすいのは確かですが、それ以外にも物流を支える職種はいくつかあります。そこでドライバーも含め、物流に関わるときに持っていると役立つ資格をピックアップしてみましょう。

【ドライバー編】

物流業界で働くならチェックしたいおすすめの資格は5つあります。まずは一番メジャーなトラックドライバーに関する資格で言うと自動車免許ですね。中型・大型・大型特殊・けん引など、普通乗用車以外の車輌を運転するのに必要な免許がオススメです。これらは運転免許センターや警察署が管轄している国家資格であり、商品を運ぶ車輌の運転免許があると現場で大いに役立ちます。

これらの免許はそれぞれ

大型は総重量11トン以上、最大積載量5トン以上の車輌の運転資格。

中型は総重量5トン以上11トン未満、最大積載量4.5トン以上6.5トン未満の車輌の運転資格。

大型特殊はクレーン車やフォークリフトなど、大型の特殊装備のある車輌の運転資格。

けん引はトレーラーと呼ばれる荷台部を連結して運転する際に必要となる免許。

となっています。

「玉掛作業者」

クレーンに荷物を掛け外しできる資格です。トラックに荷物を積み込む際に、クレーンを使うケースは多く、この資格があれば自分のみで積み込みができます。作業効率の向上につながるので、持っておいて損はない資格でしょう。未経験者でも全19時間の講習受講後の試験に合格すれば取得ができます。

「危険物取扱者」

この資格は消防庁が管轄する国家資格であり、ガソリンやアルコール類などの危険物を一定数量以上取り扱う現場には必要不可欠です。甲種、乙種、丙種の3種類の試験に分けられ、需要の高い資格のひとつです。ドライバーとは関係ない資格に思うかも知れませんが、消防法上の危険物を輸送するドライバーに求められるのが危険物取扱者の資格です。

甲種はすべての危険物が扱えます。乙種は酸化性個体や自然発火性物質などの指定危険物の取り扱いや点検、保安の監督ができます。丙種はガソリンや灯油、軽油、重油などに限り取り扱うことができます。

【倉庫内作業者編】

「フォークリフト運転技能者」

全国の都道府県労働基準局安全課などが発行している国家資格です。フォークリフトは私有地内であっても免許がないと運転できません。試験の合格率が95%程度と取得しやすいうえに物流倉庫では需要が高い職種です。詳しくは

でも説明しています。

「ロジスティクスオペレーション 2級・3級」

中央職業能力開発協会(JAVADA)が実施する「ビジネス・キャリア検定」の中の一分野で、物流倉庫の仕事(荷役・包装・在庫)に関する知識を持ち、倉庫内の作業を適切に遂行できる人を認定する資格です。2級と3級があり、3級が実務経験3年程度、2級が5年程度が目安です。

「倉庫管理主任者」

倉庫の管理に必要な知識がある人を認定する資格であり、運営者は倉庫毎に倉庫管理主任者を設置する義務があります。倉庫管理主任者は1日講習を受ければ取得できる資格で合格率はほぼ100%です。 ただし倉庫管理主任者は実務経験があれば資格は必要ないため未経験者に対する資格と言えます。

上記の他にも物流関係で働く上で役に立つ資格はいくつもあります。その一例を紹介しますので、興味があればぜひチャレンジしてみてください。

包装管理士・倉庫管理主任者・物流経営士・運行管理者(貨物)・物流技術管理士・グリーンロジスティクス管理士・通関士・貿易実務検定・物流経営士・包装管理士・ロジスティックス・マテリアル・ハンドリング管理士など。

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