東京オートサロンで見つけたトラックたち いすゞ編その1

近未来的フルエアロ装備のエルフミオが登場!!

 2025年1月10日(金)〜11日(日)の3日間、千葉県の幕張メッセで開催された「東京オートサロン」。日本を代表するカスタムカー&チューニングカーのビッグイベントとして、3日間で258,406名もの来場者を動員した。海外からの来場者も多く、会場では日本語での会話よりヨーロッパやアジアなど外国語の会話が多く聞かれたような印象があった。世界三大カスタムカーショーとも呼ばれる同イベントは、まさに大盛況だった。

 カスタムカーの祭典ゆえに、展示されているクルマはほとんどがスポーツカーやセダン、ミニバン、SUVなどのいわゆる乗用車。だが、そんなイベントにも少数だがトラックも出展されていた。ここではそんなオートサロンで見つけたトラックたちを、3回のコンテンツに分けて紹介していきたい。

 日本のトラックメーカーといえば日野、三菱ふそう、いすゞ、UDトラックスの4社。そのなかで現在UDトラックスを傘下に収めるなど急成長を遂げているのがご存知いすゞ。そのアフターマーケット部門を担うグループ会社「いすゞA&S」が今回のオートサロンにデモカーを展示していた。

 ベースの車輌は2024年にデビューした、AT限定の普通免許でも運転できる小型トラック「エルフミオ」。「だれでもトラック」のキャッチフレーズで話題を読んでいる最新モデルだ。同社のブースでは「ELFmio CUSTOMIZE Lab.(エルフミオ カスタマイズ ラボ)」をテーマとしてコンセプトカー3台を展示し「だれでも無限大の夢が見られる」トラックのカスタマイズを提案していた。

 今回紹介する車輌はエルフミオの箱車をベースにした「ELFmio ADVANCED CONCEPT(エルフミオ アドバンズド・コンセプト」。フロント、サイド、リアに近未来的なデザインのエアロパーツを装備し、そのパーツもコンセプトカーでありながら今後の実現性も意識したデザインになっていた。

 フロントバンパースポイラーとサイドバンパーはエアロダイナミズムを意識した一体的なフォルムを掲載。ホイールカバーも統一感の取れたデザインとカラーリングでスポーツテイストを演出している。ルーフ上に装備されるデフレクターもキャビンと一体化したフォルムを形成し、空気抵抗のさらなる低減にも貢献している。

 リアに回ると、GTレースマシンを彷彿させる巨大なディフューザーを備えたリアバンパーがレーシーなフォルムを形成。まさに未来のトラックの世界を演出したコンセプトトラックに仕上がっていた。

 このコンセプトカーに装備されているパーツの内、フロントグリルガーニッシュとバンパーグリルは2025年3月の発売予定で製品化されるとのこと。エルフオーナーにとってはまさに朗報。リリースが楽しみだ。

 次回は同じくエルフミオの平ボディ車をベースにしたコンセプトカー「エルフミオ クロス・コンセプト」を紹介しよう。

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