ジャパンモビリティショービズウィーク2024のスタートアップブースにゲーム機器メーカーのHORI(ホリ)が出展していた。ステアリングコントローラー(通称ハンコン)をはじめとしたゲーム機用コントローラーでは知られた企業だが、なぜモビリティショーのスタートアップ企業に入っているのか不思議に思い、ブースを訪れて納得した。
新しいステアリングコントローラー、それもトラック用がデビューしていたのだ。「ホリ フォースフィードバック トラックコントロールシステム for WindowsPC」は、トラックを運転してみたいと思っているトラックシムユーザー待望のハンコンと言える。
このハンコン、実際には半年ほど前にリリースしていたそうで、日本で先行発売されたもののあっという間に完売となっていた。同社のHPには正式には発表されておらず、公式オンラインストアでは発売されているため、まだ知らないトラックゲームユーザーも多いようだ。
今回、発売されたホリ フォースフィードバック トラックコントロールシステム for WindowsPCには、「ユーロ トラック シミュレーター 2」「アメリカントラックシミュレーター」のダウンロードコードが同梱されており、ゲームダウンロードサイトのSteamからダウンロードしてインストールすることが可能となっている。
トラックの実車に近い直径400cmのステアリングホイールは通常のハンコンよりも寝かされており、雰囲気は十分。回転角 1800°を確保しているため、カーブや駐車時には緩やかで安定したハンドリング操作が可能となっている。
ステアリングユニット左右にはレバーを装備しており、実車に近い感覚でワイパー、ウインカー、リターダーなどの操作もできる。103 の操作ボタンとアナログスティックにより、キーボードやマウスを使用する事なくゲーム全体の操作を行うことが可能となっている。
シフターはH パターンモードとシーケンシャルモード」を搭載しており、車種や操作シーンに合わせてモード切替が可能だ。標準の H パターン シフト (1 ~ 6 速 + リバース ) に加えて、シフターのオンボード ボタンを使用して レンジ・スプリッター操作を有効にすれば、最大 18 速変速にまで対応できる。
荷重調整ダイヤルを回すことでシフトレバー操作の重さもカスタマイズ可能。自分に合ったシフト操作の感触に調整することができて、さらにドライブを楽しめるものとなっている。
ペダルの踏面は金属製となっており、 高耐久磁気センサー方式を採用している。ペダルの可動部には非接触の無接点式磁気センサーを搭載した。これによりセンサー部の摩耗がなく、精度が落ちない優れた高耐久性を実現している。
スイッチパネルなどもトラックの操作を想定したレイアウトで、なかなか気分が盛り上がる。
ホリオンラインストア(https://horistore.com/shop/g/gHPC-044/)で価格は84,980 円。
なおモビリティショーでは新作のHORI ファーミングコントローラー for Windows PCもデモ展示されていた。こちらは農業シミュレータのFarming Simulator専用のコントローラだ。